2018年日本語教育学実践研修 実施報告
「日本語教育学実践研修」(北京日本学研究センター・北京日本文化センター共催)は、限定20名の少人数制の研修です。参加者は「内省と授業改善」の実践家なおかつ研究者になるべく、小グループになって授業を振り返ったり、ゼミ形式で参加者相互の研究課題を検討したりします。最終日には自身の授業実践の研究計画を発表します。
研修終了後、参加者は自身の職場に戻り実践課題に取り組みます。中間レポートを経て2019年度1月に実践をまとめたレポートを提出します。優秀なレポートの提出者は3月の「日本語教育学の理論と実践をつなぐシンポジウム」に招待され、研究発表会で発表することができます。
【2018年度実施概要】
○日程:2018年7月17日(火)~21日(土) 全5日間
○主催:国際交流基金北京日本文化センター、北京日本学研究センター
○講師:
林洪(北京師範大学外国語言文学学院 日語教育教学研究所 所長)
朱桂栄(北京日本学研究センター、副教授)
費暁東(北京日本学研究センター、講師 )
王崇梁(国際交流基金北京日本文化センター、日本語上級専門家)
髙﨑三千代(国際交流基金北京日本文化センター、日本語上級専門家)
藤井舞(国際交流基金北京日本文化センター、日本語専門家)
浦井智司(国際交流基金北京日本文化センター、日本語専門家)
○主な内容:
①実践研究、教授法、評価法、研究方法の講義及びディスカッション
②授業と課題の振り返り、一対一指導
③研究課題発表 等
日付 | 午前 | 午後 |
7月17日 | ・开幕式
・圆桌分享:「我在日语教学中的深刻记忆与点滴成长——教学实践的倾诉、 倾听与反思」 ・介绍图书馆的使用及文献查找方法 |
・分班活动:「我的教学实践课题」
・講義①「授業に基付く実践研究-why, what, how」 |
7月18日 | ・分班活动:「对我的教学实践课题作进一步思考」报告与交流
・講義②「活動Can-doによる授業デザインの方法」 |
講座④:「読解授業と実践研究」
講座⑤:「評価を考える」 ・分班活动:「我的教学实践课题的解决思路」 |
7月19日 | ・分班活动:「对我的教学实践课题解决思路作进一步思考」报告与交流
・講座:5「教学研究方法及案例分析」 |
・講義⑥「教育現場から実践研究へ-実践授業のデザインを考える-」
・分班活动:「我的教学实践课题的记录和分析方法」 |
7月20日 | ・分班活动:「对我的教学实践课题的
记录和分析方法作进一步思考」报告与交流 ・一対一指導 |
・参加者各自准备汇报 |
7月21日 | ・海报展示1:汇报
“我的教学实践课题研究实施方案” |
・海报展示2:汇报
“我的教学实践课题研究实施法案” ・结业式及颁发结业证书 |
○アンケート回答より
- 日本語教育に関わる教授法、評価、Can-do教育理念といった各側面に役立つ講座があって、勉強になりました。職場に戻って、自分も新しい方法・理念を使って教育の改善をしたいと思います。
- 内容が充実して、毎回宿題もあって、反省できます。専門家の先生たちの講座も違う角度から面白い話題が出てきて、自分のこれからの教授法に役立つと思います。
- 問題の集中討論と解決、長時間かけて、考えることをさらに深く考えるチャンスを与える。
- 専門家と一対一でアドバイスしてもらってよかった。プロの現場での指導がもらえる。
- 「日本語教育」とは何か、どのようなことを行うのかなどが分かるようになった(理論的に)。
- 私たち日本語教師は日常生活において教育活動を行いますが、同僚との交流(中国全国)することが難しいと思います。ここに来て日本語教師(中国籍、日籍)皆と話し合ってよかったと思います。
○過去の「日本語教育学実践研修」
2017年度 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=2885
2016年度 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=1686
2015年度 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=938
○過去の「日本語教育学の理論と実践をつなぐ国際シンポジウム」研究発表会
2018年 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=3550
2017年 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=2499
2016年 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=1655
班活動
講義
ディスカッション