「第四回大学日本語専攻核心課程教学理念及び実践研修会」実施報告
8月2日から5日まで、「中国教育部外国語文学類専業教学指導委員会日本語分委員会」、「中国日語教学研究会」、「外国語教学与研究出版社」、国際交流基金北京日本文化センターが共催した第四回大学日本語専攻核心課程教学理念及び実践研修会が桂林市桂山華星酒店にて開催されました。
研修会プログラム
8月2日(木)
8:30-8:50 開会式・挨拶
梁福沛(桂林理工大学副学長)
修剛(天津外国語大学教授)
守屋諒(北京日本文化センター)
彭冬林(外国語教学与研究出版社分社長)
8:50-9:15 写真撮影
9:15-10:00 基調講演
修剛 (天津外国語大学教授)「新しい国家スタンダードに基づく日本語基礎段階における核心課程の教学理念と実践」
宿久高 (吉林大学教授)「日本語学習と同時に学習者の文学素養及び言語理解能力を高めることについて」
董剣橋(江蘇大学教授)「MOOCの授業設計と応用」
12:00-14:00 昼食
14:00-17:00 講義
王猛(大連外国語大学日本語学院副院長)「基礎日本語の教育理念と方法」
孫妍 (大連外国語大学教師)「基礎日本語の授業設計及び授業のデモンストレーション」
17:10-19:00 懇親会
8月3日(金)
8:30-11:40 講義
羅米良(大連外国語大学副教授)「聴解授業の理念と方法」
劉暁華(大連外国語大学教師)「聴解の授業設計及び授業のデモンストレーション」
12:00-14:00 昼食
14:00-17:00 講義
川内浩一(大連外国語大学日本人教師)「基礎作文授業の教育理念と実践」
肖輝「通訳授業の理念と実践」
8月4日(土)
8:30-11:50 講義
王崇梁(北京日本文化センター上級専門家)「JFSの基本理念と『まるごと』の紹介」
張碩(北京日本文化センター専任講師)「『まるごと』初級2A2かつどう 第3課の体験授業を実施」
12:00-14:00 昼食
14:00-16:50 張碩、髙﨑三千代、王崇梁「『まるごと』体験授業の振り返り」
髙﨑三千代(北京日本文化センター上級専門家)「『まるごと』リソース紹介」
17:05-17:30 閉会式
8月5日(日)
自由交流
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研修会には全国90の大学から約170名の教師が参加しました。
これから中国での『まるごと』の出版及び普及を視野に、国際交流基金北京日本文化センターは研修会でJF日本語教育スタンダードの理念や『まるごと』の内容、使い方を紹介し、『まるごと』の一課を教える100分間の体験授業も実施しました。研修終了後、研修参加者から『まるごと』の理念や内容、使い方について以下のような声が多く寄せられました。
研修参加者の声(一部、原文通り)
・新しい教授法、理念を教えていただきました。今後の授教に活用しようと思います。
・テーマの設定から知識点の紹介まで、大変面白くデザインされていて感心しました。大変勉強になりました、ありがとうございました。
・今までの授業の流れを変えたことだと思います。今までは、いつも教師の提示を受けて文法の知識を受けてから、学生は練習できますが、今日の体験授業で、自ら文法をまとめる学生を育てるために頑張りたいと思います。
・第二言語習得の理論にしたがって、編集されたテキストで、導入や授業中の学生たちとのやりとり、音声の取り入れ、大事なポイント(文法など)を気づかせるなどのことをすることによって、学生たちのモチベーションが高くなりますし、集中力もよくなるので、とても良かったと思います。
*各発表者の発表タイトルは報告者が日本語に訳したものである。