山海塾『降りくるもののなかで―とばり』中国公演!
本公演は、日中平和友好条約締結40周年を記念した活動の一環として、
上海大寧劇院と北京民族劇院にて計4回上演いたします。
Photo ©Sankai Juku
山海塾 SANKAI JUKU
- 山海塾について
1975年に主宰・天児牛大によって創設された舞踏カンパニー。1980年より海外公演を開始し、主にフランスと日本を創作活動の拠点として、およそ2年に1度のペースで新作を発表し続けている。1982年以降の作品は、すべてパリ市立劇場(THEATRE DE LA VILLE, PARIS)との共同プロデュース。世界のコンテンポラリーダンスの最高峰であり、厳しく作品の質を問う同劇場が、35年以上にもわたり共同プロデュース形式で創作を支援し続けているカンパニーは、世界でもわずかしか存在しない。
- 一貫した作品テーマ
山海塾の作品は、演出・振付のほか、空間や衣裳のデザインも総合的に天児牛大が創作している。天児は一貫して舞踏を「重力との対話」として捉え、「誕生」「死」といった普遍的な人間の内的本質に迫る。身体言語に基づく独自のアートフォーム(表現形態)を創りあげたこと、その作品の普遍性、そして何よりもその表現の芸術的強度によって、世界各国できわめて高い評価を得てきた。
Photo ©Sankai Juku
- 世界47カ国でのワールドツアー
1980年に海外公演を開始して以来、ヨーロッパのみならず、北米、中南米、アジア、オセアニアなど、世界45カ国のべ700都市以上でワールドツアーを行っている。創立から40年もの間、あらゆる文化圏で支持を得ていることが、山海塾作品の普遍性を実証している。
主宰 天児牛大 AMAGATSU Ushio
Photo ©Yuji Arisugawa
- 山海塾主宰・振付家・演出家
1949年横須賀市生まれ。1975年に山海塾を創設。『アマガツ頌』(1977)、『金柑少年』(1978)、『処理場』(1979)を発表後、80年に初めてのワールドツアーを行う。82年以降、パリ市立劇場を創作の拠点とし、新作を発表し続けている。同劇場との共同プロデュースにより創作された作品は現在までに15作品を数える。
平成15年度芸術選奨文部科学大臣賞を舞踊部門にて受賞(04年)。『とき』が、第6回朝日舞台芸術賞グランプリとキリンダンスサポートをダブル受賞(07年)。イタリア国立ローマ・ダンス・アカデミー主催、第10回国際振付コンクール審査委員長(11年)。紫綬褒章受章(11年)。山海塾が国際交流基金賞を受賞(13年)。フランス政府により芸術文化勲章(コマンドール章)受章(14年)。
中国公演演目『降りくるもののなかで―とばり』
感情が移ろい、季節が変わり、時が止まることなく流れゆく――。天児牛大は『降りくるもののなかで―とばり』において、そのストイックな詩格を大胆に変えた。ここで天児は7つのタブローの境目をたゆたう時空で融合し、生命の宇宙の輪廻天性を、止むことなく一方向に進む美しき1時間半の潮流として展開してみせる。後方からは6,600個の星々の光が降り落ちる。舞台上の楕円内では2,200個の儚き命が発光する。この無限の宇宙塵のなかに佇み、人の存在の虚しさにおののき、虚空に向かって無音の叫びを放つ天児の叙情的なソロ。喜びも哀しみも、光も闇も、生も死も、ここではその仕切りが薄衣のとばりのように柔らかに揺らいでいる。万物が交歓をかわす瞬間のつらなりにより、宇宙は静かに流れつづける。
Photo ©Sankai Juku
チケットの購入/申込
演出时间:2018年11月3日 19:30
演出时间:2018年11月4日 14:30
演出地点:上海大宁剧院
演出时间:2018年11月9日 19:30
演出地点:北京民族剧院
演出时间:2018年11月10日14:30
演出地点:北京民族剧院
みなさまお誘い合わせのうえ、奮ってご参加ください!!
Photo ©Sankai Juku