日本研究 · 国際対話
Japanese Studies and Global Partnerships Programs

伊藤比呂美 中国講演ツアー 活動報告

 国際交流基金北京日本文化センターはセンター設立30周年記念事業として、2024年3月10日~17日、詩人・小説家の伊藤比呂美さんと『閉経記』中国語翻訳者である蕾克さんを招へいし、上海、杭州、北京、天津4都市の書店や大学など計10か所で講演ツアーを行いました。伊藤さんは、このツアーで初めて中国の読者や日本研究者と対面で交流しました。


 3月16日、伊藤比呂美さんは北京で日本研究・国際対話事業のフェローとの交流会に参加しました。交流会では蕾克さんも交え、自身の詩『わたしはあんじゅひめ子である』を日本語、中国語で交互に朗読。その後、日本文学史を概観しながら日本の女性文学を紐解きました。伊藤さんは日本の伝統芸能である「説教節」が自らの創作に大きな影響を与えていると語り、自身の作品は現代の「説教節」を生み出したいという気持ちで書いていると述べました。蕾克さんからは『閉経記』翻訳の経験から感じたことや今回の4都市ツアーの体験談を話して頂きました。交流会の様子は以下のダイジェスト動画にまとめましたので是非ご覧ください。

 伊藤比呂美さんの文学作品について中国の読者の皆さんに更に知って頂くため、北京日本文化センターでは伊藤比呂美作品の英語翻訳者であるジェフリー・アングルス教授とドイツ語翻訳者のイルメラ・日地谷=キルシュネライト教授の評論について、許可を得て中国語に翻訳し、公開しました。こちらも是非ご覧ください。

第一篇:”Killing Kanoko / Wild Grass on the Riverbank” Translator’s Introduction(「カノコ殺し/河原荒草」 翻訳者序文)
ジェフリー・アングルス教授(ウェスタン・ミシガン大学)
英語原文から翻訳
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第二篇:「性欲と詩的創造力―ドイツ語圏における伊藤比呂美」
イルメラ・日地谷=キルシュネライト教授(ベルリン自由大学)。
『現代詩手帖』2005年6月号掲載の日本語原文から翻訳。
→【文章全文

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