演劇最強論in China講座——日本の現代小劇場演劇について
日本現代演劇の最前線を紹介する『演劇最強論』の著者の2人:日本の演劇ジャーナリスト徳永京子と批評家藤原ちからを招き、北京と上海にてレクチャーとディスカッションを行い、小劇場演劇今に至るまでの流れと現在進行形の日本現代演劇について、中国の演劇愛好者及び関係者に紹介します。
講師
80年代から東京を中心に日本の演劇を観続け、90年頃から雑誌、専門誌、公演パンフレットを中心にインタビュー、作品解説、寄稿文などの執筆活動をスタート。09年から朝日新聞で毎月劇評を執筆。同年から東京芸術劇場の運営委員および企画選考委員。昨年からパルテノン多摩の企画アドバイザー。現在、月刊誌「シアターガイド」にて、世代の異なるクリエイターの対談『1テーマ2ジェネレーション』を連載中。また、日本の現代演劇の最先端を紹介するサイト『演劇最強論-ing』を、藤原ちから氏と共に企画・監修・執筆。著書に、蜷川幸雄が結成した高齢者演劇集団さいたまゴールド・シアターのメンバー41人にインタビューした『我らに光を』(河出書房新社)、日本の近年の演劇を多角度から考察した『演劇最強論』(飛鳥新社。藤原ちから氏と共著)。この10年の年間観劇本数は250〜280本。写真:平松理加子
藤原ちから|批評家、編集者
BricolaQ主宰。12歳で単身上京し、東京で一人暮らしを始める。出版社勤務の後フリーランスに転向してからは、蔵野美術大学や世田谷パブリックシアターの広報誌を編集してきた。徳永京子とは共著『演劇最強論』(飛鳥新社)のほか、ローソンチケットのバックアップによるウェブサイト「演劇最強論-ing」を共同運営中。NHK横浜で現代演劇についてのラジオにも出演している。本牧アートプロジェクト2015プログラムディレクター。APAFアートキャンプ2015キャプテン。またBricolaQ名義で遊歩型ツアープロジェクト『ENGEKI QUEST』を、横浜を中心に、城崎温泉、マニラ、デュッセルドルフなど各地で創作している。
モデレーター
孫暁星(スン・シャオシン)
劇作家、演出家、批評家。中央戯劇学院卒、現在天津音楽学院戯劇ドラマ科講師。北京、上海、広州の小劇場やインディペンデントで活動する劇団、評論家などを総括的に紹介著書『Re-Theatre インディペンデント演劇の都市地図』を執筆。2015年劇団en?(这是怎么回事?怎么变这样?)を旗揚げ、2016年に『サイボーグ劇場計画:オンラインすべきかオフラインすべきか、それが問題だ』を創作、オンラインアートプロジェクト‘文化館’16などに招聘されている。
陈然(チェン・ラン)
演劇ジャーナリスト、演出家。北京の中央戯劇学院で映画や演劇史、中国の現代文学などを学ぶ。2010年に卒業して以降は、批評家や編集者として舞台芸術に携わる。2012年から、中国で最も影響力のある新聞のひとつである「新京報」で記者として活躍しており、鈴木忠志や岡田利規へのインタビューも行った。2014年から劇団「Stage No More」を主宰し、演出家としても活動している。
黄佳代(ホワン・ジャーダイ)
ACT上海現代演劇祭プログラムディレクター,上海話劇芸術中心国際交流部主管。大学在学期間中演劇及びパフォーミングアーツ、芸術理論などを学ぶ。2001年よりアートメディア、翻訳に携わり、ブリティッシュカウンシル主催の中国国内アートプロジェクトを長年担当。演劇においては、創作者として上海、イギリス、セルヴィア各地にて上演を果たした。
演劇最強論in China講座——日本の現代小劇場演劇について
【講師】
演劇ジャーナリスト 徳永京子
演劇評論 藤原ちから
【北京会場】
モデレーター:演劇ジャーナリスト 陳然
演出家/批評家 孫暁星
時間:2016年8月13日 13:30
場所:北京蓬蒿劇場(東城区東棉花胡同35号)
北京会場申込み:http://t.cn/Rt6b1Gy
【上海会場】
モデレーター:ACT上海現代演劇祭プログラムディレクター 黄佳代
時間:2016年8月16日 19:15
場所:上海話劇芸術中心(安福路288号)
上海会場申込み:下記QRcodeをスキャンし、手続きを進めてください。