HYPER-REALITY –松田K アーティスト・トーク
私たちの実際の世界とバーチャルな世界はますます結び付けられている。
VR、拡張現実、ウェアラブル端末、物のインターネット化といった技術が、私たちの生活の全局面をテクノロジーが包み込む世界を指し示している。
それはあらゆる相互作用と実体験をつなぎ合わせ、驚くべき可能性を提示する一方で、私たちのこの世界への理解をもコントロールする。
Hyper-Realityは、このおもしろくて危険な道を探索しようという試みだ。
アーティスト・トーク
日時: 2016年9月24日(土) 10:00~
場所: 北京日本文化センター 多目的ホール
地址: 朝陽区建国門外大街甲6号SK大厦301
言語: 英語(中国語逐次通訳)
主催: 国際交流基金北京日本文化センター
メディア協力: VICE
松田K
東京・ロンドンをベースに映画制作や未来都市の研究に従事するデザイナー。
バートレットスクール在学中から、テクノロジー、メディア、都市の相関性を映像に捉えた研究活動を展開。2010年修士課程終了前後から制作を始めたオーグメンテッド・リアリティ「拡張現実感」をコンセプトにしたショートフィルムのシリーズは、いま急激に国際的な反響を呼んでいる。大衆文化とデジタル時代の人類学に強い興味を持っている彼独自なスタイルである「インテリジェント・ポップ」は、ライブ・アクション、モーション・グラフィック、アニメーションなどをミックスしたハイパーリアル・メディア・スケープ「超現実媒体の景観」を、まさに躍動する未来空間として端的に表現している。また、ニューヨーク、ロンドン、東京などのバンドのためにプロデューサー/ディレクターとしてミュージック・ビデオを制作。
まだ日本では広く知られていないが、すでに新進気鋭のデザイナーとして、グラフィックやビデオ/フィルム制作において様々な受賞を得て、英国映画協会やニューヨーク近代美術館などでも作品が展示されている。
Hyper-Reality (全編約6分)
松田K氏によるコンセプトフィルム。実際の現実とバーチャルな世界とが融合し、街中が情報メディアで溢れかえった未来の、刺激的できらびやかな世界を映し出す。本作は現在も進行中のresearch-by-designプロジェクトの最新作となる。過去の作品には、『Domestic Robocop』、『拡張都市3D』のほか、松田氏の研究テーマでもあった『Domesti/city』などがある。より詳しい情報は松田氏のホームページhttp://km.cx/を参照。