「第四回大学日本語専攻核心課程教学理念及び実践研修会」実施報告

8月2日から5日まで、「中国教育部外国語文学類専業教学指導委員会日本語分委員会」、「中国日語教学研究会」、「外国語教学与研究出版社」、国際交流基金北京日本文化センターが共催した第四回大学日本語専攻核心課程教学理念及び実践研修会が桂林市桂山華星酒店にて開催されました。

研修会プログラム

8月2日(木)

8:30-8:50 開会式・挨拶

梁福沛(桂林理工大学副学長)

修剛(天津外国語大学教授)

守屋諒(北京日本文化センター)

彭冬林(外国語教学与研究出版社分社長)

8:50-9:15  写真撮影

9:15-10:00 基調講演

修剛 (天津外国語大学教授)「新しい国家スタンダードに基づく日本語基礎段階における核心課程の教学理念と実践」

宿久高 (吉林大学教授)「日本語学習と同時に学習者の文学素養及び言語理解能力を高めることについて」

董剣橋(江蘇大学教授)「MOOCの授業設計と応用」

12:00-14:00 昼食

14:00-17:00 講義

王猛(大連外国語大学日本語学院副院長)「基礎日本語の教育理念と方法」

孫妍 (大連外国語大学教師)「基礎日本語の授業設計及び授業のデモンストレーション」

17:10-19:00 懇親会

8月3日(金)

8:30-11:40 講義

羅米良(大連外国語大学副教授)「聴解授業の理念と方法」

劉暁華(大連外国語大学教師)「聴解の授業設計及び授業のデモンストレーション」

12:00-14:00 昼食

14:00-17:00 講義

川内浩一(大連外国語大学日本人教師)「基礎作文授業の教育理念と実践」

肖輝「通訳授業の理念と実践」

8月4日(土)

8:30-11:50 講義

王崇梁(北京日本文化センター上級専門家)「JFSの基本理念と『まるごと』の紹介」

張碩(北京日本文化センター専任講師)「『まるごと』初級2A2かつどう 第3課の体験授業を実施」

12:00-14:00 昼食

14:00-16:50 張碩、髙﨑三千代、王崇梁「『まるごと』体験授業の振り返り」

髙﨑三千代(北京日本文化センター上級専門家)「『まるごと』リソース紹介」

17:05-17:30 閉会式

8月5日(日)

自由交流

―――

研修会には全国90の大学から約170名の教師が参加しました。

これから中国での『まるごと』の出版及び普及を視野に、国際交流基金北京日本文化センターは研修会でJF日本語教育スタンダードの理念や『まるごと』の内容、使い方を紹介し、『まるごと』の一課を教える100分間の体験授業も実施しました。研修終了後、研修参加者から『まるごと』の理念や内容、使い方について以下のような声が多く寄せられました。

研修参加者の声(一部、原文通り)

・新しい教授法、理念を教えていただきました。今後の授教に活用しようと思います。

・テーマの設定から知識点の紹介まで、大変面白くデザインされていて感心しました。大変勉強になりました、ありがとうございました。

・今までの授業の流れを変えたことだと思います。今までは、いつも教師の提示を受けて文法の知識を受けてから、学生は練習できますが、今日の体験授業で、自ら文法をまとめる学生を育てるために頑張りたいと思います。

・第二言語習得の理論にしたがって、編集されたテキストで、導入や授業中の学生たちとのやりとり、音声の取り入れ、大事なポイント(文法など)を気づかせるなどのことをすることによって、学生たちのモチベーションが高くなりますし、集中力もよくなるので、とても良かったと思います。

*各発表者の発表タイトルは報告者が日本語に訳したものである。

2018年度:中国における日本語教育機関調査について

2018年度中国日语教育机构调查通知

尊敬的各相关院校、单位:

日本国际交流基金会以海外的日语教育机构为对象,每三年进行一次有关日语学习者人数、教育机构数、教师人数、学习目的等方面的调查。此调查是为了向各国日语教育界提供全世界日语教育的基本信息而进行的。在中国进行的日语教育现状调查是此一调查活动的重要组成部分。

2015年度中国日语教育现状调查工作在日本国际交流基金的充分信任下,由天津外国语大学负责具体实施,获得了详实的数据,客观反映了中国日语教育在世界范围内的重要地位和所作出的突出贡献。根据2015年度的调查,中国本土的日语学习者人数为95万余,连续第二次居于世界首位。

本次调查由北京日本文化中心(日本国际交流基金会)、教育部高校外国语言文学类教学指导委员会日语专业分委员会、中国日语教学研究会共同推进,具体实施仍委托天津外国语大学负责。2018年度调查以涵盖范围广、数据准确、内容详实为目标,将及时反映中国日语教育的实时动态。调查对象将涵盖大学专业日语·二外日语·公外日语、中学日语、非学历日语教育等全部领域,将客观反映中国日语教育的全貌,彰显中国日语教育对世界日语教育事业做出的突出贡献。本次调查将对如实掌握中国日语教育的现状,推动中国日语教育与世界各国间的交流,提高中国日语教育的国际影响力产生重要而深远的影响。

真诚希望各高校、机构给予大力协助与配合,共同努力赢得属于中国日语教育界的尊严,共创中国日语教育的美好未来!

 

调查资料提交方法:

本次调查采取网上系统直接填写的方式。6月后,我们会发送邮件给相关的机构,希望各机构协助完成调查。请您使用收到的邮件最下端提供的ID及Password登陆系统,按照提示逐步完成调查。

网上系统URL:https://jpsurvey.net/jf2018/

我们将以报告书的形式(PDF版或纸质版)把本次调查的结果反馈给各个机构。

另外,如果有日语教育机构(包括基础教育、中等教育、高等教育以及培训学校等)未收到上述邮件,麻烦该机构的相关负责人发送邮件到riyudiaocha@163.com告知我们。邮件名“日语教育机构调查+机构名称”,邮件正文请写上①负责人姓名②邮箱地址,谢谢您的配合!

再次对各高校、机构给予的大力协助与配合表示衷心的感谢!

 

联系方式:Tel/Fax:022-23282253

Email:riyudiaocha@163.com

联系人:天津外国语大学 苏霖坤

日本語教師向け研修会・学会・シンポジウム情報

日本語教師向け研修会学会シンポジウム等 日本語教育関連事業情報

(ご注意)

1.掲載ご希望の場合は、メールでご連絡ください。毎月初に更新をします。

2.各事業の詳細および参加の申し込みにあたっては、直接主催者にご確認ください。主催者が北京日本文化センター以外の事業については、北京日本文化センターではお問い合わせに応じることはできません。

3.掲載された内容の誤り、および掲載された情報に基づいて被ったいかなるトラブル、損失、損害についても、北京日本文化センターは一切の責任を負いません。

4.このページに記載されている内容は、予告なく掲載を変更し、中断し、または中止することがあります。

催し 主催 日時・場所
第9回彩雲基金日本語スピーチコンテスト 雲南省日本語教師会 2018年4月14日

雲南民族大学呈貢キャンパス

“人才培养、专业建设、智慧教学” 第四届全国高校日语专业教学改革与发展高端论坛(院长、系主任高端论坛) 教育部高等学校外国語言文学類教学指導委員会日語分委員会

中国日語教学研究会

外語教学与研究出版社

2018年4月21日-4月22日

浙江越秀外国語学院

第七回石家庄日本語スピーチ大会 石家庄日本語スピーチ大会実行委員会 2018年5月6日

河北師範大学

2018年第14回香港小中高生日本語スピーチコンテスト 香港日本語教育研究会 2018年5月13日

城景国際酒店5楼「鑽石庁」

2018年日語教育与日本学研究研討会——新国标启动之后的日语教学 中国日語教学研究会上海分会 2018年5月12日-13日

同済大学外語学院

2018年全国高校日語系及日語骨干教師論壇 華東師範大学日本語教学研究中心 2018年5月19日

華東師範大学

2018年度第9回高校生日本語スピーチコンテスト 中日青年交流センター

特定非営利活動法人エデュケーションガーディアンシップグループ

2018年5月26日

中日青年交流中心国際会議場

第三十七回演劇大会 北京第二外国語学院日本語学院 2018年5月29日

北京第二外国語学院

全国高等職業学校(大学)日本語専攻主任(学部長)ハイエンドフォーラム 教育部職業院校外語類専業教学指導委員会 2018年5月31日-6月1日

天津外国語大学

第13回中華全国日本語スピーチコンテスト北京地区予選 中国教育国際交流協会

日本華人教授会議

日本経済新聞社

2018年6月2日

対外経済貿易大学

第一届跨学科語言研究高層論壇 中国日語教学研究会

中日対照言語学研究会

《日語学習与研究雑誌社》

北方工業大学

2018年6月23日-6月24日

北方工業大学

2018年日語教育学実践研修会 北京日本学研究センター

国際交流基金北京日本文化センター

2018年7月17日-7月21日

北京日本学研究センター

2018第四届“外研社杯”中学生多語種技能大赛 北京外国語大学

外語教学与研究出版社

2018年7月26日-7月27日

蓝調庄園

2018年夏季全国中等日語教育教師研修会 人民教育出版社課程教材研究所

国際交流基金北京日本文化センター

2018年7月31日-8月2日

瀋陽市外国語学校

第四届“高等学校日語専業核心課程教学理念与実践”研修班 教育部高等学校外国語言文学類教学指導委員会日語分委员会

中国日語教学研究会

外語教学与研究出版社

国際交流基金北京日本文化センター

2018年8月2日-8月4日

桂林桂山華星酒店

2018年日本語の誤用及び第二言語習得研究国際シンポジウム 『日本語誤用と日本語教育学会』大会運営委员会

浙江師範大学外国語学院

2018年8月4日-8月5日

浙江師範大学

首届二語習得漢日対比研究「学習型」国際研討会 大連理工大学外国語学院 2018年8月9日-8月11日

大連理工大学外国語学院

第十回中日対照言語学シンポジウム 中日対照言語学研究会 2018年8月18日-8月19日

蘇州大学

教師専門性の発展を目指す大学日本語中核的教師の研修プロジェクト 中国日語教学研究会

教育部高等学校外国語言文学類教学指導委員会日語分委員会

教育部大学外国語言文学類教学指導委員会日語分委員会

2018年8月21日-8月23日

安徽三聯学院

海峡両岸第6回大学生日本語スピーチ大会・日本語教育シンポジウム 吉林大学 2018年9月12日-9月14日

吉林大学

日本語、日本研究国際学術研究会―第三回湖北省日本語教育研究会(年会) 華中科技大学 2018年9月29日-30日

華中科技大学

2018年日本語教育とシラバスデザイン研究国際シンポジウム 教育部大学外国語言文学類教学指導委員会日語分委員会

中国大学外国語教学研究会日本語分会

吉林大学公共外語教育学院

2018年10月10日-14日

吉林大学

中等日語課程設置校工作研究会 第八届年会

全国中学生日語演講比赛

中等日語课程設置校工作研究会 2018年10月10日-13日

上海市工商外国語学校

2018年中南地区日本語教育シンポジウム 湖南大学 2018年10月20日-21日

湖南大学

第五回日本語Classroom Teaching国際シンポジウム――日本語文法教学ワークショップ 北京師範大学日本語教育教学研究所 2018年11月2日-4日

北京師範大学

第十二届全国大学日语教师研修班 高等教育出版社

国際交流基金北京日本文化センター

2018年11月10日-11日

広州遠洋賓館

アジア・アフリカ研究の視野における日本学国際シンポジウム 中国日語教学研究会

教育部高等学校外国語言文学類教学指導委員会日語分委員会

上海外国語大学日本文化経済学院・日本研究センター

2018年11月11日

上海外国語大学虹口キャンパス

新時代中国日語教育・日本学研究的新目標、新方略国際学術シンポジウム及び中国日語教学研究会2018年学術大会 中国日語教学研究会 2018年11月23日-25日

広東外語外貿大学白雲山校区

第12回国際日本語教育・日本研究シンポジウム 香港日本語教育研究会

香港理工大学中文及雙語学系

2018年12月8日-12月9日

香港理工大学

第4回日本語教育学の“理論と実践をつなぐ”国際シンポジウム 北京日本学研究センター

高等教育出版社

国際交流基金北京日本文化センター

2019年3月16日-3月17日

高等教育出版社

日本語学習者の学習意欲を向上させるアクティブラーニングの理論と実践 香港日本語教育研究会 2019年3月16日-3月17日

会場未定

 

2018年日本語教育学実践研修 実施報告

研修参加者と主催機関代表及び講師

「日本語教育学実践研修」(北京日本学研究センター・北京日本文化センター共催)は、限定20名の少人数制の研修です。参加者は「内省と授業改善」の実践家なおかつ研究者になるべく、小グループになって授業を振り返ったり、ゼミ形式で参加者相互の研究課題を検討したりします。最終日には自身の授業実践の研究計画を発表します。

研修終了後、参加者は自身の職場に戻り実践課題に取り組みます。中間レポートを経て2019年度1月に実践をまとめたレポートを提出します。優秀なレポートの提出者は3月の「日本語教育学の理論と実践をつなぐシンポジウム」に招待され、研究発表会で発表することができます。

【2018年度実施概要】

○日程:2018年7月17日(火)~21日(土) 全5日間

○主催:国際交流基金北京日本文化センター、北京日本学研究センター

○講師

林洪(北京師範大学外国語言文学学院 日語教育教学研究所 所長)

朱桂栄(北京日本学研究センター、副教授)

費暁東(北京日本学研究センター、講師 )

王崇梁(国際交流基金北京日本文化センター、日本語上級専門家)

髙﨑三千代(国際交流基金北京日本文化センター、日本語上級専門家)

藤井舞(国際交流基金北京日本文化センター、日本語専門家)

浦井智司(国際交流基金北京日本文化センター、日本語専門家)

○主な内容

①実践研究、教授法、評価法、研究方法の講義及びディスカッション

②授業と課題の振り返り、一対一指導

③研究課題発表  等

日付 午前 午後
7月17日 ・开幕式

・圆桌分享:「我在日语教学中的深刻记忆与点滴成长——教学实践的倾诉、

倾听与反思」

・介绍图书馆的使用及文献查找方法

・分班活动:「我的教学实践课题」

・講義①「授業に基付く実践研究-why, what, how」

7月18日 ・分班活动:「对我的教学实践课题作进一步思考」报告与交流

・講義②「活動Can-doによる授業デザインの方法」

講座④:「読解授業と実践研究」

講座⑤:「評価を考える」

・分班活动:「我的教学实践课题的解决思路」

7月19日 ・分班活动:「对我的教学实践课题解决思路作进一步思考」报告与交流

・講座:5「教学研究方法及案例分析」

・講義⑥「教育現場から実践研究へ-実践授業のデザインを考える-」

・分班活动:「我的教学实践课题的记录和分析方法」

7月20日 ・分班活动:「对我的教学实践课题的

记录和分析方法作进一步思考」报告与交流

・一対一指導

・参加者各自准备汇报
7月21日 ・海报展示1:汇报

“我的教学实践课题研究实施方案”

・海报展示2:汇报

“我的教学实践课题研究实施法案”

・结业式及颁发结业证书

アンケート回答より

  • 日本語教育に関わる教授法、評価、Can-do教育理念といった各側面に役立つ講座があって、勉強になりました。職場に戻って、自分も新しい方法・理念を使って教育の改善をしたいと思います。
  • 内容が充実して、毎回宿題もあって、反省できます。専門家の先生たちの講座も違う角度から面白い話題が出てきて、自分のこれからの教授法に役立つと思います。
  • 問題の集中討論と解決、長時間かけて、考えることをさらに深く考えるチャンスを与える。
  • 専門家と一対一でアドバイスしてもらってよかった。プロの現場での指導がもらえる。
  • 「日本語教育」とは何か、どのようなことを行うのかなどが分かるようになった(理論的に)。
  • 私たち日本語教師は日常生活において教育活動を行いますが、同僚との交流(中国全国)することが難しいと思います。ここに来て日本語教師(中国籍、日籍)皆と話し合ってよかったと思います。

 

○過去の「日本語教育学実践研修」

2017年度 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=2885

2016年度 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=1686

2015年度 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=938

 

○過去の「日本語教育学の理論と実践をつなぐ国際シンポジウム」研究発表会

2018年 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=3550

2017年 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=2499

2016年 http://www.jpfbj.cn/sys/?p=1655

               班活動

 

 

 

 

 

 

 

 

                    講義

 

 

 

 

 

 

 

 

                 ディスカッション

2018年地域巡回日本語教師研修会(吉林)の通知について

请点击下载 开办通知(PDF)

2018年秋季地域巡回日语教师研修报名通知

时间:2018年9月15日(星期六)9:00-17:20

研修地点:吉林市东北电力大学(东校区)外国语学院三教B508

主办单位:东北电力大学外国语学院、北京日本文化中心(日本国际交流基金会)

研修主题

1.JF日本語教育スタンダード

2.ポートフォリオによる自律学習能力育成

3.中上級の教え方

主讲人

高崎三千代(北京日本文化中心 日语教育高级专家)

浦井智司(北京日本文化中心 日语教育专家)

费用:无(住宿费、交通费自理,可协助预定校内宾馆)

报名截止日期:2018年9月10日(星期一)

报名邮箱:dayu-456@163.com
请参加研修的老师将工作单位、姓名、职称、手机、邮箱等信息由系主任汇总后发邮件至 dayu-456@163.com。欢迎对日语能力等级考试感兴趣的老师前来参加。

「2018年夏季全国中等日本語教師研修会」実施報告

 

北京日本文化センターは人民教育出版社と共催で、毎年春と夏に全国の初等・中等教育機関の日本語教師を対象とした研修会を行っています。2018年夏季研修は引き続き、新しい『課程標準』の中で重要視されている「核心素養」について理解を深め、その核心素養育成を目指す作文指導をどのように行えば良いかについて考えました。また、新しい試みとして、例年夏季は北京市内で開催されてきましたが、今回は遼寧省瀋陽市瀋陽外国語学校が開催校となりました。

日程 2018年7月31日(火)~8月2日(木) ※30日(月)受付

会場 瀋陽市外国語学校(沈阳市和平区南京南街135号)http://www.syfls.cn/

主催 国際交流基金北京日本文化センター、人民教育出版社課程教材研究所日本語課程教材開発センター

テーマ 「核心素養育成を目指す日本語作文指導」

参加者 127名(99機関)

外部講師

高昇先生(教育部試験センター外国語責任者、中国語:教育部考试中心外语考试处处长)

呉敏先生(北京市月壇中学 日本語教師)

研修目標

①日本語クラスにおける核心素養に対し、理解を深める。

②高考改革の政策と実施状況を知る。

③日本語作文指導の理論と方法を学び、考える。

④参加教師間で交流し、情報・リソース・意見交換を行う。

プログラム

時間 内容 会場
7月30日 17:00~20:00 受付、資料受取 ホテルロビー
7月31日 08:10 送迎バス出発 ホテル入口
09:00~09:40

 

09:40~09:55

10:00~12:00

開会式

記念撮影

瀋陽市外国語学校紹介主催校

講座①「高考日本語の改革」(高昇先生)

ホールA

学校正面玄関

ホールA

昼食 食堂
14:00~15:30

15:40~16:10

16:20~17:20

講座②「核心素養と作文教授」(李家祥先生)

講座①、②に対する質疑応答、討論会

ワークショップⅠ「研修目標を立てる」

ホールB
17:40 送迎バス出発 校門
18:00~20:00 懇親会 ホテル1階
8月1日 08:10 送迎バス出発 ホテル入口
09:00~10:30

10:40~12:10

講座③「日本語作文の授業デザイン」(藤井舞先生)

講座④「日本語作文の添削とフィードバック」(呉敏先生)

ホールB
昼食 食堂
14:00~15:00

 

 

15:10~16:10

 

16:20~17:50

 

 

 

 

公開授業討論会

辽宁省大连市第35中学 纪雪先生

辽宁省沈阳市外国语学校 吴梦菲先生

ワークショップⅡ

「添削実践練習と日本語作文授業案を考える」

教学経験交流会

江苏省宿迁市沭阳县建陵高级中学 侯利娜先生

「沭阳县日本語教育全体の状況」

辽宁省大连市第35中学 刘欣先生

「大連市の伝統的な中等日本語教育の発展」

ホールB
夕食 食堂
19:30 送迎バス出発 校門
8月2日 08:10 送迎バス出発 ホテル入口
09:00~10:40

10:40~12:00

ワークショップⅢ「ポスター発表作業」

ワークショップⅣ「ポスター発表」

ホールB

一般教室

昼食 食堂
14:00~15:30

15:40~16:10

16:10~16:40

16:40~17:30

日本文化体験

人民教育出版社初中等用日本語教材紹介

主催団体紹介

アンケート記入、修了証授与、閉会式

一般教室

ホールB

18:00 送迎バス出発 校門
8月3日 ~12:00 解散(各自チェックアウト)

講座

◆講座①「高考日本語の改革」(教育部試験センター 高昇先生)

前半では新しくなった高考の動向を試験センターの統計を基に発表いただき、後半では日本語高考の中で作文の占める割合や高考改革について話をしていただきました。

◆講座②「核心素養と作文教授」(人民教育出版社 李家祥先生)

「核心素養」の4要素について説明されたあと、作文授業でどのように核心素養を育むことができるかを具体例を用いながら解説していただきました。

◆講座③「日本語作文の授業デザイン」(北京日本文化センター 藤井舞先生)

具体的な作文指導の授業デザインについて「前作業」を中心に活動例を用いながら紹介していただきました。

◆講座④「日本語作文の添削とフィードバック」(北京市月壇中学 呉敏先生)

生徒が書いた作文をどのように添削し、評価するかを中国人学習者の誤用例を用いながら説明していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ークショップ(以下WS

講座で得た知識を自分のものにすることを目標に、4 ~5人の小人数の班でポスターに新しい作文授業案を書きました。

WSⅠ「研修目標を立てる」

アイスブレイキングとして「共通点さがしゲーム」をした後、「悩み共有」を行い、グループで話しやすい環境を整えました。最後に、研修に臨む姿勢を明確にするため、各自自分の研修目標を立てました。

WSⅡ「添削体験」と「授業案を考える」

講座④で得た知識をもとに、実際に吴敏先生の学校で書かれた作文をグループで添削体験をしました。その後、講座や事前課題の共有を経て、自分たちでどんな作文授業ができるかをグループで考え、テーマを決め、テーマ分析を行いました。

WSⅢ「ポスター発表準備」

グループで1つ作文授業を考え、「授業目標」「核心素養」「前作業」「評価」というところに注意しながらその授業案を模造紙に書き、発表準備をしました。

WSⅣ「ポスター発表」

全体を7分会に分け、分会ごとに1グループ7分程度の発表を行いました。講師からはそれぞれ授業案に対してコメントを行い、各班同士でも検討を行いました。


 

 

 

 

 

 

 

公開授業検討会

予め2つの授業をビデオ撮影し、そのビデオを当日までに各自で観察、コメントをシートに記入しました。そのコメントをもとにグループで話し合い、授業を担当した教師が感想を述べました。最後に北京日本文化センターの日本語専門家が講評を行いました。

辽宁省大连市第35中学   纪雪先生  授業テーマ「私の学校を紹介する」

辽宁省沈阳市外国语学校 吴梦菲先生 授業テーマ「瀋陽市の観光路線マップを作る」

 

教学経験交流会

1人45分中国語で自分が所属する学校の日本語教育事情について話をしていただきました。

江苏省宿迁市沭阳县建陵高级中学 侯利娜先生「沭阳县日本語教育全体の状況」

近年学習者数が急増している南方地域を代表して、日本語教育全体の状況について話していただきました。英語の成績が悪い生徒が第一外国語を日本語に切り替え、成績が良くなったという話をされました。

辽宁省大连市第35中学 刘欣先生 「大連市の伝統的な中等日本語教育の発展」

中国では早くから日本語教育が行われてきた東北地域を代表して、大連地域の伝統的な日本語教育状況について話していただきました。近年は学習者が減ってきており、いかに学習者数を確保するかが課題であるという話がありました。

 

日本文化体験

恒例の日本文化体験の時間では、4つの日本文化体験を1つの文化体験を1教室30分1セットとし、計3セット行われました。参加者は30分ごとに好きな文化体験をすることができました。

◆人教社 若林・北京日本文化センター 浦井  「俳句・川柳」

「5・7・5のリズムで楽しむ日本語」をテーマに、俳句と川柳のルールを紹介していただきました。ルールを学んだ後、参加者は自分の気持ちを川柳にし、1人1句詠みました。

◆江省泰州市泰州市民兴实验中学 近藤千晶先生「阿波踊り」

徳島県発祥の「阿波踊り」を近藤先生がクイズや動画を用いて紹介していただきました。後半では先生と一緒に実際に踊りの練習をしました。

宁省沈阳市外国学校 崔志先生 「書道で論語を書く」

日本文化にもなった書道で、中国文学である論語を書きました。瀋陽外国語学校にある書道教室を使わせていただきました。

宁省沈阳市绿岛学校 雷蕾先生 「折り紙」

よく目にする「鶴」や「紙飛行機」といった簡単な折り紙ではなく、いつもより難しい「兜」や「和服」などの折り紙を紹介していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンケート結果グラフ(抜粋)

 

 

研修を終えて

今回は研修当日には127名の参加者が来られました。この数は人教社と共催になって18年目になりますが、過去最高です。また、参加者の地域傾向を見ると東北地方での開催にもかかわらず、半数以上が南地域からの参加でした。北は黒竜江省、南は広東省と全国各地からたくさんの先生方が参加され、中国全土の先生と交流ができたことと思います。

また、参加者アンケートの結果から若い先生が多いことや、研修に初めて参加したという先生が多いことが分かりました。これから日本語教師を目指す先生や、「まだ研修会に参加したことが無いけど参加しても大丈夫かな?」と心配されている先生方も参加しやすい研修会だと思います。

研修中、連日40度近い猛暑となり、参加された先生方からは汗が止まらないという声が聞こえてきました。皆さんの熱意を受け、瀋陽市の天気もヒートアップしたんじゃないでしょうか。

参加された皆さんには、ぜひ今回の研修で学んだことを現場で活かしていただきたいと思います。


 

 

 

 

 

 

以上

2018年第2回日本語能力試験の申込案内

2018年12月2日日本语能力测试网上报名将于2018年8月17日开始。有关报名、考试的相关规定和报名步骤,请仔细阅读报名网站的《考生须知》和《报名步骤》。

 

重要提示:中国大陆考生参加考试必须携带的唯一身份证件是有效的“中华人民共和国居民身份证”原件。根据《中华人民共和国身份证法》,任何居民无论是何年龄,均可向户籍所在派出所申领身份证。特别提醒未申领身份证或身份证已过期的青少年考生提前办理,以免影响考试。

 

网上报名分两个阶段进行。第一阶段考生仅进行个人信息注册和上传电子照片;第二阶段除考生可继续注册外,按N1、N2、N3~N5的顺序依次分别开放考试名额供已完成个人信息注册与上传电子照片的考生选择级别和考点,此阶段要求考生完成预定考位和支付考费等全部报名手续。

 

网上报名开通时间的具体安排如下

报名步骤 日期及时间
开通日期 截止日期
报名 注册 8月17日 14:00 9月7日 14:00

(逾期不予补报)

N1 8月27日 14:00
N2 8月28日 14:00
N3~N5 8月30日 14:00
打印准考证 11月28日14:00下载打印准考证 12月2日
考试 12月2日 13:00入场
领取成绩单 考试结束后3个月左右到达考点

 

 

报名网站网址为 http//www.etest.edu.cn(教育网)或http//www.etest.net.cn(公网)

 

教育部考试中心海外考试报名信息网

2018年8月13日

教材『まるごと』オンライン教師研修第2期受講者募集のお知らせ

募集案内(PDF)のダウンロードはこちら

「まるごとオンライン教師研修申込書」(Excel)はこちら

 

教材『まるごと』オンライン教師研修 第2期

受講者募集のお知らせ

 

日本語学習者の多様化につれて、教授法の更新・多様化も緊急の課題となっています。国際交流基金北京日本文化センターでは、特に専攻以外の日本語科目を担当している大学等機関の日本語教師の方を対象に、下記のとおり同時配信のオンライン研修を実施します。熱意ある先生方の応募をお待ちしています。

 

 

期間  :2018年9月18日(火)~11月6日(火)(10月2日を除く毎週火曜日15:00~16:00、全7回)

場所  :自宅や職場など(インターネットが受信できる環境)

研修内容

国際交流基金開発教材『まるごと初級2(A2)』を使用して北京日本文化センターが開講しているJF日本語講座(初級2)の授業録画を参照しながら、『まるごと』の理念と教え方を解説します。研修は当センターからインターネットで配信され、受講者は自宅や職場で受講・質疑応答ができます。今期は11課以降を扱います。

使用言語:日本語

講師  :髙﨑三千代、藤井舞、張碩 (国際交流基金北京日本文化センター)

受講料 :200元

(教科書代を含みますが、2018年5月~7月の第1期受講者の方には教科書は再送いたしませんので、ご了承ください。)

使用教材:国際交流基金開発『まるごと初級2(A2)かつどう』『まるごと初級2(A2)りかい』

募集対象:中国国内の大学等機関に所属する日本語教師

(専攻以外の日本語科目を担当している大学等機関の日本語教師の方を優先します。)

募集人数:33名(応募者多数の場合、優先順位に基づいて決定します。)

注意  :インターネット環境について

  1. Windows版コンピューターでは正常に作動します。これを最も推奨します。
  2. Mac版コンピューターでは本研修が受講できません(使用するアプリがMacに合わないため)。
  3. スマートフォンでならiOS版、アンドロイド版とも、受講できます。しかし、不定期にPPTや動画が正常に表示されないことがあります。

応募方法

1.「まるごとオンライン教師研修申込書」を添付したメールを送信してください。

宛先:kouza@jpfbj.cn

件名:まるごとオンライン教師研修+氏名

2.締め切り:2018819日(日)

結果発表:2018年8月21日(火)にEメールで通知します。

受講料の支払方法

結果発表時、振込先口座情報をお知らせしますので、2018年8月30日(木)までに銀行振込によるお支払をお願いします。(振込手数料は本人負担でお願いします。)

(注1)入金後のキャンセルおよび返金は、いかなる理由でもできません。ご自身の誤操作で二重入金や過入金の場合でも返金はできませんので、十分ご注意ください。

(注2)8月30日(木)までにご入金が確認できない場合、受講資格は取消されますので、ご了承ください。

(注3)領収書は発行されませんので、ご了承ください。

 

日程表(予定)

毎週火曜15:00~16:00 教科書『まるごと初級2(A2)かつどう』、『同(A2)りかい』
1 9月18日(火) 技術確認、オリエンテーション、13課『かつどう』の視聴
2 9月25日(火) 受講者とのミニ質疑応答、13課『りかい』の授業ビデオ視聴、解説
10月2日(火) 休講
3 10月9日(火) 受講者とのミニ質疑応答、16課『かつどう』の授業ビデオ視聴、解説
4 10月16日(火) 受講者とのミニ質疑応答、16課『りかい』の授業ビデオ視聴、解説
5 10 月23日(火) 『まるごと』を使う授業の評価(大学、一般)、受講者の情報交換
6 10月30日(火) 受講者から話題提供、18課『かつどう』の授業ビデオ視聴、解説
7 11月6日(火) 受講者から話題提供、18課『りかい』の授業ビデオ視聴、解説

 

以上

 

新しいクラスの教授法や教科書で悩んでいる方、研修会まで遠くて参加できない方、

『まるごと』に関心を持っている方、空間を超えて意見交換しましょう!

 

 

中国大戯院 | SPAC『変身』公演&小野寺修二ワークショップ!

 

当センターは、中国大戯院が「中国大戯院開幕記念国際演劇祭」の一環として実施する、静岡舞台芸術センター(SPAC)の『変身』公演と、演出家・小野寺修二氏によるワークショップを支援しています。

 


日本版カフカが
 社会における人間の変身を描く

公演日時
2018年7月27日19:30
2018年7月28日19:30
2018年7月29日14:30

会場
中国大戯院·上海

料金
580/480/380/280/180/80元
QRコードをスキャンしてチケット販売サイトへ移動してください。

公演時間・使用言語
80分(途中休息なし)
日本語 + 中国語字幕

 

 

あらすじ

ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめると、自らの身体が一匹の巨大な毒虫に変わってしまっているのに気がついた…。グレゴールは真面目なセールスマンだった。今まで遅刻のひとつもしたことはない。父親の商売が失敗した後、家計を支えるために身を粉にして働いてきた。しかし、虫になってしまったグレゴールを家族はもてあまし、次第に疎んじるようになる。

マイムをベースにした身体表現に台詞を取り入れる独自の手法で、不条理な世界をスタイリッシュな舞台に変容させる。待望の再演!

剧照摄影师:Masashi Hirao、Yasuo Inokuma

 

演出家紹介

小野寺修二
演出家。カンパニーデラシネラ主宰。

日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。95年〜06年、パフォーマンスシアター水と油にて活動。その後文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として1年間フランスに滞在。帰国後、カンパニーデラシネラを立ち上げる。マイムの動きをベースに台詞を取り入れた独自の演出で世代を超えて注目を集めている。第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞受賞。

また、瀬戸内国際芸術祭にて、野外劇『人魚姫』を発表するなど、劇場内にとどまらないパフォーマンスにも積極的に取組んでいる。2015年度文化庁文化交流使。

 

 

クレジット

原   作:フランツ・カフカ
演   出:小野寺修二
音   楽:阿部海太郎
出   演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき、武石守正、舘野百代、野口俊丞、
出   演:宮城嶋遥加、吉見亮
主   办:SPAC-静岡県舞台芸術センター

静岡県舞台芸術センター

静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center : SPAC)は、専用の劇場や稽古場を拠点として、俳優、舞台技術・制作スタッフが活動を行う日本で初めての公立文化事業集団です。舞台芸術作品の創造と上演とともに、優れた舞台芸術の紹介や舞台芸術家の育成を事業目的として活動しています。1997年から初代芸術総監督鈴木忠志のもとで本格的な活動を開始。2007年より宮城聰が芸術総監督に就任し、事業をさらに発展させています。

 


小野寺修二 ワークショップ

日時
2018年7月28日 PM2:30-4:30

会場
中国大戯院(牛庄路704号)

内容
『変身』の創作における俳優の身体訓練法を体験

募集人数
20人(演技の経験は問いません)

注意事項:
PM2:00 集合、ウォームアップ
動きやすい服装でお越しください
当選者には7月26、27日にお電話で連絡いたします

お申込みはこちら


https://jinshuju.net/f/0Z3lLO

 

 

2018北京ダンスフェスティバル|んまつーポス & 頭と口 公演!

当センターは、北京ダンスフェスティバルが実施する、日本の若手ダンスカンパニー「んまつーポス」と「頭と口」の公演を支援しています。

チケットの購入はページ下のQRコードからお買い求めください。

 


“踩过界 Crossing Borders”(二本立て)

《天黑之后 After Dark》
振付:张曦/无限未知舞蹈剧场 (中国杭州)

《下一站,彩虹 A Short, Thick Rainbow》
振付:Unlock Dancing Plaza、んまつーポス
公演:Unlock Dancing Plaza(香港)、んまつーポス(日本)

公演日時:2018.07.27(金) 17:00
会場:北京天橋芸術センター小劇場
料金:¥160

 

 

《下一站,彩虹  A Short, Thick Rainbow》
振付:Unlock Dancing Plaza、んまつーポス
公演:Unlock Dancing Plaza(香港)、んまつーポス(日本)

 

作品紹介:

《下一站,彩虹  A Short, Thick Rainbow》は、香港のUnlock Dancing Plazaとんまつーポスの共同制作による作品で、ダンスとスポーツが融合したパフォーマンス。育ってきた環境も受けてきた訓練も異なるダンサーたちが、舞台上で異文化をまたぐ虹の架け橋をつなぐ。本作は香港で初演した後、日本、韓国、マカオなどのフェスティバルで上演した。

 

カンパニー概要:

 2006年より,アート空間に 体育(からだを育む思想)を展示・上演する試み(現代芸術的体育)を日本国内外で積極的に実践しているダンスカンパニー。スポーツと芸術の境界域 をそれぞれの先端と捉え、宮崎大学大学院を修了し、今も” 大学の知” とコラボレーショ ンしている。YOKOHAMA DANCE COLLECTION ファイナリスト(『金の羽毛を持 つトカゲのためのポスター#4』)2008、『はやくお家に帰ったら!』2011、『Hurdle』2012)。

 日本では,北九州芸術劇場,十和田市現代美術館,金沢21世紀美術館,坂本善三美術館、霧島アートの森,六本木アートナイト,いわき芸術文化交流館アリオス,横浜赤レンガ倉庫1号館等で多彩に活動している。日本以外では,6カ国25都市(エストニア,韓国,中国,台湾,香港,イギリス,ルーマニア)で作品を発表(招聘)。2015年,メンバーの豊福が平成26年度新進芸術家海外研修員として,ルーマニアで現代芸術的体育を紹介するレジデンス・プログラムを実施している。文化庁 平成28年度「国際芸術交流支援事業」海外公演事業として,「んまつーポス ルーマニア4都市 & ワークショップ, 共同制作」を行っている。文部科学省「児童生徒のコミュニケーション能力の育成に資する芸術表現体験」(H23~29年度)や文化庁「次代を担う子どものための文化芸術体験事業–派遣事業–」(H22~29年度)等の派遣芸術家。いわき芸術文化交流館アリオス主催事業「おでかけアリオス」のアーティスト。所属は、ダンスグループ 「踊るスポーツマン」(主宰:高橋るみ子)。

 


 

“单身狗 Lonely Dog”(三本立て)

《功 Kudoku》
振付:Compagnia Daniele NINARELLO

《倒立之树 Inverted Tree》
振付:渡邉尚(頭と口)

《半月 Half Moon》
振付:Olet KHAMCHANLA

公演日時:2018.07.28(土) 17:00
会場:北京天橋芸術センター小劇場
料金:¥160

 

 

《倒立之树  Inverted Tree》

振付:渡邉尚(頭と口)

 

作品紹介:

人間の本質は「遊戯」である、と歴史家のヨハン・ホイジンガは言った。私は、進化の過程で獲得したネオテニー(幼型成熟) 、特化し切らずに常に別の可能性を残しておくという能力が、今生きている者に探求や発見を促しているのではないかと考えている。それはとるに足らないような要素を残しておける種の寛容性なのかもしれない。膨大な可能性が生まれては消え、延々繰り返されている。小学生の頃は夜に四足歩行で町内を歩いていた。塀の上を歩き、屋根や電柱に登り、飛び降り、通行人に見つからないように暗闇で息を潜めたり。進化の大樹の先端からどうやって根まで行けるのだろうかと考えていたのだ。そして今でも、姿は人間でも動物でいるにはどうすればいいのかを試し続けている。

 

振付家紹介:

京都出身。20歳から独学でジャグリングを開始。次第にジャグリングには身体性が不可欠だと悟り、ダンスを始める。ダンスカンパニーのメンバーとして3年間国内外で活動。ジャグリングを、大道芸やサーカスの一部ではなく、「身体」と「物(環境)」の原初的な関係性という枠組みで捉え直し、世界でも類を見ない独自のスタイルを開拓。 動物性を強く残した肉体で軟体、倒立、質感変化を駆使して踊る妖怪である。2015年にジャグリングカンパニー「頭と口」を発足し、ダンス・ジャグリング・サーカスの垣根を越え各界から注目を集める。翌年には異例の抜擢を受け、KAAT神奈川芸術劇場での単独公演を行う。アジア・ヨーロッパのフェスティバルに多数招聘される。現在世界拠点で活動中。

 

↓ チケット購入 ↓

購入ガイドはこちら(中国語)