第三届“理论与实践结合的日语教育学”国际研讨会实施报告
2018年3月17日、18日、第3回「日本語教育学の理論と実践をつなぐ」国際シンポジウムが開催されました。2017年3月の第2回シンポジウムに引き続いて、いかに教育現場で理論と実践をつないでいくか考える場となりました。基調講演、パネルディスカッションでは、質問が多く寄せられ、分科会形式の研究発表会では「質疑応答の時間がもっとほしい」という意見もありました。
このシンポジウムは、2017年日本語教育学実践研修会参加者による優秀レポート発表会を兼ねており、その発表と表彰も同時に行われました。
★当日配布した予稿集はこちらからPDFファイルがダウンロードできます。
日程:2018年3月17日(土)、18日(日)
会場:高等教育出版社(北京市西城区德外大街4号)
主催:国際交流基金北京日本文化センター、北京外国語大学北京日本学研究センター、高等教育出版社
講師:
《基調講演》
修 剛 天津外国語大学 教授
當作靖彦 カリフォルニア大学サンディエゴ校 教授
松見法男 広島大学大学院 教授
《パネルセッション報告》
朱 桂栄 北京外国語大学北京日本学研究センター 副教授
當作靖彦 カリフォルニア大学サンディエゴ校 教授
松見法男 広島大学大学院 教授
林 洪 北京師範大学日本語教育教学研究所 所長
王 祟梁 国際交流基金北京日本文化センター 日本語教育上級専門家
参加者:84名(中国、日本の大学講師等。主催関係者を除く。)
基調講演① 基調講演②
基調講演③ 熱心に聞き入る参加者
パネルセッション
実践研修優秀レポート表彰式
プログラム:
3月17日(土) | |
9:00-9:30 | 開幕式 |
主催側代表挨拶、講師・来賓紹介、記念撮影 | |
9:40-10:40 | 基調講演① 修剛教授 |
「国家標準に基づく日本語人材育成及び教育実践のあり方」 | |
10:50-11:50 | 基調講演② 當作靖彦教授 |
「グローバル時代の日本語教育に関する学習目標・学習内容・学習評価について—日本語教育実践への提言」 | |
12:00-13:45 | 昼食 |
13:45-14:20 | パネリスト① 朱桂栄副教授 |
「2017年度日本語教育学実践研修実施報告」 | |
14:30-17:00 | 2017年度日本語教育学実践研修優秀レポート発表会/研究発表会 |
17:00-17:30 | 2017年度日本語教育学実践研修優秀レポート総括・表彰式/研究発表会総括 |
18:00-20:00 | 懇親会 |
3月18日(日) | |
8:30- 9:30 | 基調講演③ 松見法男教授 |
「認知心理学の知見に基づく日本語教育への示唆―実践で芽生えた問題意識を『面白い』実証研究に繋げるために―」 | |
9:40- 9:45 | パネルセッションの説明 |
テーマ「日本語教育学の理論と実践をつなぐ」 | |
9:45-10:00 | パネリスト②當作靖彦教授 |
「なぜ実践研究なのか」 | |
10:00-10:15 | パネリスト③ 松見法男教授 |
「心理メカニズムを活かした日本語教育実践―理論的枠組みに支えられた言語学習法―」 | |
10:15-10:30 | パネリスト④林洪所長 |
「日本語授業実践力の向上のための研修会とワークショップの試み」 | |
10:30-10:45 | パネリスト⑤王崇梁日本語教育上級専門家 |
「国際交流基金による実践研究支援のプログラム」 | |
11:00-12:00 | 壇上討論 |
當作靖彦+松見法男+林洪+朱桂荣+王崇梁(敬称略) | |
12:00-12:15 | 閉幕式 |
12:30-13:30 | 昼食 |
参加者の声(アンケートより、一部):
日々生じた言語クラスへの質問などを持って専門家や他の先生たちと交流してとても勉強になりました。同じ興味・関心などを持っている先生たちと出会って、これからの実践と研究にもつながれて、とてもうれしいことで幸いです。今年もどうもありがとうございました。
最高です。特にパネルセッションと壇上討論のところ、とてもよかったと思います。ずっと一人で悩んできたことが解決していただいて、心から感謝しております。来年、ぜひ参加させてください。
久しぶりの学会で、とても勉強になりました。偉い先生たちのご発表はもちろん、若い学生の研究発表から中国の日本語教育の未来が見えたように感じました。とても有意義で充実した1.5日でした。大会のスタッフにも感謝の意を表したいと思います。